3.カクレクマノミを迎い入れるにあたって

水槽準備は完全に終わりましたか?
準備が終わっているだけでなく、水がちゃんとできあがっているでしょうか?
濾過装置はいくら高性能のものでもすぐにバクテリアが繁殖するわけではありません。
徐々に繁殖するので、1週間以上「水をつくる」のに時間がかかるものと思ってください。
効率よく水を作るために、ライブロックを入れたり、パイロットフィッシュといわれる丈夫な魚(スズメダイなど)を入れて繁殖を早めるというテクニックもあります。少数の魚の飼育から開始して、バクテリアの繁殖を早め、かつ水質のチェックに使うということですね。
とにかくしっかり水を作ってからカクレクマノミをお迎えしましょう。

ここではじめてカクレクマノミを購入しにいきましょう。

■元気なカクレクマノミを選び

どんな魚が元気?

ここをチェック
1.口・・・・・傷がない?腫れていない?
2.目・・・・・手をかざしてみて、その気配に反応する?
3.エラ・・・・エラブタの動きが早くない?
4.背中・・・やせていない?
5.体表・・・白いはん点がない?
6.ウロコ・・血がにじんでいたり、はがれていたりしない?
7.腹・・・・・異常に膨れていない?
8.尾びれ・・白い粒がない?

■水合わせ

さて、購入してから家についていきなり水槽にドポン!と入れてはいけません。
ゆっくり水合わせを行い水槽の環境になれてもらいましょう。

まずビニールの袋のパッキングのままで水槽に浮かべて、水槽の水と袋の水の温度を合わせることからはじめます。
30分も浮かべておけばOK。これで水温は同じになりました。

次は、ビニールの袋のパッキングを解き、バケツに静かに移しましょう。
それから水槽の水をゆっくり足していきます。5分で元の量の2倍の量になるペースがいいでしょう。
この作業は、水槽の水質と購入先の水質の海水濃度の違いやpHショックを起こさないようにするために必要な作業です。
慎重にやりすぎても問題はありません。

カクレクマノミは素手ですくって水槽に移してあげましょう。

■最初は安静に

3日ほどエサは与えないようにしましょう。これは、カクレクマノミが水槽の環境になれるために必要なことです。
また、しばらくは激しい水替えも控えましょう。水質管理は非常に大事ですが、あまりに水質が変化するような水替えは当初は控える方が無難です。

夜はちゃんと照明を落としてあげることを忘れないようにしましょう。最初は観察したい気持ちもわかりますが、夜がこないとカクレクマノミも落ち着けません。

これからちゃんと愛情をもって飼育していきましょう!

イソギンチャクと共生させる場合

どのイソギンチャクでもカクレクマノミが共生するわけではありません。また、ここで紹介するイソギンチャクに必ずしも共生するとも限りません。
カクレクマミノと共生しやすいイソギンチャクは、ハタゴイソギンチャクとセンジュイソギンチャクでしょう。

イソギンギャクの導入は、魚以上に慎重に取り扱ってください。
水あわせは、カクレクマノミ以上に慎重に慎重に行います。
水槽への移動は、なるべく空気に触れさせないで、水槽内にビニール袋ごと沈めてなるべくイソギンチャクの触手に手で触らないように移動させましょう。

水槽に移動させたイソギンチャクですが、飼い主の好きな場所にレイアウトしたいと思うでしょう。
しかし移動させても、イソギンチャクは、自分のお気に入りの場所を求め、水槽内を這いずり回ります。

ここはイソギンチャクに決めさせてあげましょう。